『WHITE ALBUM2』の記録① 麻理ルート雑感

現在プレイ中のゲーム『WHITE ALBUM2』の麻理ルートが終わった直後なので、雑感を書き残しておきます。以下はネタバレ注意。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

順序的にはノーマルエンド→麻理ルートの順でプレイしてきました。

 

・風岡麻理というヒロインについて。麻理さんは仕事面では年齢以上にしっかりとした大人だけど、恋愛面では年齢を遙かに下回る幼さ・甘さなのが可愛いですね。ギャップは大事。この辺のキャラ設定というか魅力は一貫して描写されてるので良き。
ルートの途中から春希にすっぽかされたり雪菜のこと隠されてたりとまあ色々あったというのにも関わらず、なんだかんだで春希に対してはデレデレなところとかはめちゃくちゃすきです。

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表では上司と部下の関係だが、2人きりになるとめっちゃ甘々なタイプ。

 

・シナリオについて。全体的に今まで(序章や終章の共通)のシナリオとは雰囲気が少し異なっていたのかなという印象(ついでに言えば文体も若干変わっていたような?)。決して悪い意味ではない。結構普通のエロゲーっぽかったし、むしろ今までのつらい展開で傷つきながら進めてところに訪れた一種の清涼剤的なルートだったとも言える。もしかしたら千晶・小春もこんな感じかもしれんが。まあ単に今まで分かりやすい甘々イチャイチャ成分がなかっただけとも。

 

・よくある個別ルートのつくりとして、ヒロインが何か問題を抱えててそれを解決するみたいな流れがありますが、麻理さん自身は流石大人の働く女性ということで特に闇を抱えてるとかそういう感じではなかったですね。仕事が超できるすごいちゃんとした社会人。むしろ春希の闇を真っ先に察知して1番最初に励ましたキャラだったりします。
なんか当初は元カレがいた風に装っていた気がするけど結局そんなことはなかった。実はこの辺はプレイ中かなり気になっててがっつり掘り下げられんのかなーと思ってたけど、後にさらっと否定されててアッハイってなってた記憶。

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仕事の出来る女性。観察眼もあり春希の異変に真っ先に気付くシーンに惚れます。

 

・麻理さんがかずさに似ているという作中内での言及もあったけど、話としても序章のかずさとのやりとりを意識した展開がありましたね。何ならコンサート行くかの選択肢は麻理さんorかずさの選択なワケで……行かせてくれ~~~。
愛する人が飛行機で外国に行ってしまうという時に空港まで駆けつける春希。かずさの時はがっつり間に合って別れのキスとかできたのに対して、麻理さんの時は間に合うかは絶望的……結局間に合ったかどうか判明する前にEDに入ってしまい、初めての『優しい嘘』の歌唱を聴きつつもどっちだ……!ってやきもきしてました。
いや普通に考えたら間に合うのが常道なんですけど、前述の通りかずさの時は間に合ったパターンだから今回は間に合わないパターンもありそうだし、何よりもこのゲームがWHITE ALBUM2というのが1番怖いんだよなぁ…って思いながらEDを眺めてました。結果的には予想を超える間に合わせ方してた。あの状況下であそこまで冷静な判断が出来るのは流石に天才のそれだった……ありがとう春希……佐和子さんもありがとう!

 

・雪菜からしてみれば3年前の空港での裏切りを見事に再現されたわけで……つらすぎるでしょ……。麻理さんがかずさに似てるってのも春希から聞かされてたし……。かずさみたいな女に2度負ける……つらい……残酷すぎる仕打ち……。
しかしルート進めてる途中にいずれ雪菜とは決着はつけないといけないんだよなぁとは思いつつも、いざ決着をつけてみたら予想以上に胸が痛んでしまった……雪菜……本当なら今すぐにでも救い出してあげたい……。

 

・現時点での春希への評価について。春希はまあ端から見れば確かに二股の浮気者と謗られてもおかしくはないんだけど、自己分析はちゃんと出来てて自分が悪いという自覚もあるし、心情面においても納得できるだけの描写はされてるから、個人的には同調もできるし不快には全然思わないですね。

 

・エロについて。最初の春希の強姦まがいのシーンはこちらの予想を別ベクトルで越えてきたので笑いました。あとお互い傷ついてお互いに恨み言を放ちながらセックスするシーンも草を生やしてました。そういうプレイかな?
あと脚が性感帯・弱点っていう個人的にはそこそこマニアックだと思っていた性癖がこういうシナリオ重視のゲームで登場したのが意外でした。特に足の裏を強調して描写していたあたりに中々のフェティシズムを感じる。

 

次は小春ルートかな……。

 

本記事の画像は全て ©2009,2011 Leaf/AQUAPLUSより引用しています。